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新しい時代へ
2019年04月30日
平成も31年をもって幕を閉じる。
昭和の中頃より先代である私の父が運送業を当時は地元産業である「陶管」の輸送から始め、昭和が終わるころにその業界も全盛期を迎え、平成の初旬には衰退をはじめ、中期ごろより現在の輸送品目に転換してきた。
掘っ立て小屋のような大雨が降ると浸水してしまうような事務所、砂利引きの車庫はいつも風にあおられて洗ったばかりの車両を汚していく。トイレは物を落としたら諦めるしかない汲み取り式、作業着は各自で購入するためバラバラ。知らなかったら話しかけたくないような強面な社員。
思い返せばこの十数年で大きく変わった。(社員さんは相変わらず強面だが…(-_-;))
コンテナと木造のハイブリット事務所に替わり快適に。統一した車両カラーでいつも洗車をしてくれるためピカピカ。徐々に変化してきたので毎度毎度感動することはないが、振り返ってみると見違えるような会社になった。
ただ単純に時代がいいからできたことではない。燃油の異常な高騰、リーマンショック、トヨタショックと大きな経営的な危機にも直面した。その度に社員や協力店の方たちの努力に支えられ乗り越えることが出来た。もちろん今だって若者の車離れ、免許制度、人材不足、労働規制など多くの課題を持っている。
また新たな時代が始まる節目、新卒者の採用、他業種からの転職、トラックを好きになってもらいたい、充実した人生を送ってもらいたい、振り返った時に「令和」になってからこんなことが変わったなと感じることが出来るようでいたい。
この代表を就任してからの15年と同じく、ひとりでは何もできないので、癖の強めの強面の社員と肩を並べて進んでいきたい。