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修繕完了
2021年10月05日
地元の「山車(だし)」の彫り物の修復が終わり、帰ってきた。
昨年と今年は、コロナウイルスの蔓延で春の祭礼が出来ず、山車を見ることはなかった。毎年、正月明けから4月まで毎週のようにあった祭礼の準備もなく、地域の先輩や後輩と会うことも少なくなっていた。
そんな折、彫り物が返ってきた。
緊急事態宣言下であった為、限られたごく少数での確認作業。修復に出す前がどうだったのか分からないくらい綺麗に修復されていた。
破損し、部品のない部分も削り出して製作されているなど本当に綺麗に修復されていた。
山車自体は数年前に100周年を迎え、歴史のあるもの。
歴代受け継がれる伝統は、この山車を中心に行われている。お囃子、三番叟など。
昨今の少子高齢化も企業への影響だけでなく、このような伝統文化の継承にも関わってくる。
以前は50~70人ほどの子供たちが祭り当日を目指して練習をし、当日には山車を引っ張り、後ろでは笛や太鼓のお囃子を奏でる、山車と共に練り歩きながら地域の大人に可愛がられ叱られながら色々なことを学んでいたことだろう。
でも今は何だか少ない。次の100年はどのように変化していくのだろうか。